秋といえば、さつまいも!
甘みがあり食事からデザートまで作れて、子どもでも食べやすいので、保育園でも人気の食材です。
保育園では畑でさつまいもを育てて、みんなで食べるという活動もよくききますよね。
でも「いつも同じ料理になってしまって、飽きてしまう…」なんてことはありませんか?
- おすすめのさつまいもレシピは?
- さつまいもにはどんな栄養があるの?
- 小さい子どもでも食べていいの?
さつまいもが大好きで給食のさつまいもメニューを自宅で再現して楽しむ、保育園看護師の私がおすすめのレシピを紹介したいとおもいます!
さつまいもは離乳食の子どもから大人まで、おいしく食べることができ、栄養満点なんですよ!
- 保育園給食で人気なレシピ
- さつまいもに含まれる栄養について
- さつまいもを安全においしく食べるためのポイント
簡単さつまいも料理で、秋の味覚を楽しみましょう。
さつまいものおすすめレシピ3選!保育園給食を再現

保育園で子どもたちにも人気の、さつまいもを使った給食。
私は給食が大好きで、自宅で同じようなメニューを作ることも多いんです。
そんな私が給食を再現して作るさつまいものおすすめレシピを3つ紹介したいと思います。
簡単に作ることができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
さつまいもごはん
さつまいも料理と言えばこれですよね!
炊飯器に入れてスイッチオンでできるので、子育てや仕事で忙しいママさんにも作りやすいレシピですよ。
- 米 … 2合
- さつまいも … 中1本(約200g)
- 水 … 2合分
- 酒 … 大さじ1
- 塩 … 小さじ1/2
- 黒ごま(仕上げ用) … 少々(お好みで)
~作り方~
炊飯器の内釜に米を入れて軽くとぎ、2合分の水を入れて30分ほど浸水させる。
よく洗い皮ごと1.5㎝角に切り、5分ほど水にさらしてアクを抜く。
炊飯器に調味料を入れて軽く混ぜ、水をきったさつまいもをいれる。
あとは通常の炊飯で完成を待つだけです。
お好みでゴマをかけると美味しいですよ。
さつまいものクリームシチュー
普段はジャガイモで作っているクリームシチューをさつまいもで作っても美味しいんです。
パンでもごはんでも合うので、料理の幅も広がりそうですね。
- さつまいも … 中1本(約200g)
- 鶏もも肉 … 200g(ベーコンやウインナーでもOK)
- 玉ねぎ … 1個
- にんじん … 1/2本
- しめじ … 1/2パック(またはお好みのきのこ)
- 水 … 400ml
- 牛乳 … 200ml
- クリームシチューのルウ … 4皿分(1/2箱程度)
- サラダ油 … 大さじ1
~作り方~
さつまいもは皮をむいて1.5cm角に切り、水に5分さらす。
玉ねぎはくし形、にんじんは薄めのいちょう切り、鶏肉は一口大に切る。
鍋にバターを溶かし、鶏肉を炒め、色が変わったら玉ねぎ・にんじん・しめじを加えて炒める。
水を加え、煮立ったらアクを取り、さつまいもを加えて弱めの中火で10分ほど煮る。
火を止めて、ルーを割って入れて溶かす
弱火で5分ほど煮込んで、とろみがついたら完成。
さつまいもは煮崩れしやすいので、最後に入れて煮込むことで柔らかくなりすぎず食べやすいですよ。
さつまいものゴマがらめ
さつまいもはメイン料理が多いですが、副菜にぴったりな「ごまがらめ」もおすすめなんです!
- さつまいも … 中1本(約200g)
- 砂糖 … 大さじ3
- 醤油 … 大さじ1
- みりん … 大さじ1
- 白ごま … 大さじ2
- サラダ油 … 大さじ1
~作り方~
さつまいもはよく洗い、皮ごと1cm厚さの半月切りにする。
水に5分ほどさらし、キッチンペーパーで水気をしっかり拭く。
フライパンに油を熱し、さつまいもを中火でじっくり揚げ焼きにして、竹串が通るくらいまで火を通す。
別の小鍋に砂糖・醤油・みりんを入れ、弱火で煮立ててとろみが出るまで煮詰める。
揚げたさつまいもをタレに加えて全体に絡め、白ごまをふって混ぜ合わせる。
冷めるとタレが固まって、カリッとした大学芋のような食感になります。
あつあつのホクホクで食べても、冷めてカリッとして食べるのも美味しいのでおすすめですよ。
私はホクホクのあつあつで食べるのが大好きです。
さつまいもは子どもにおすすめの食材!栄養について看護師が解説

さつまいもは食物繊維やビタミンが豊富に含まれているので、子どもにもおすすめの食材なんです!
食べ物の好き嫌いや、偏食に悩んでいるママさんも多いのではないでしょうか?
甘みがあり色々な料理にも入れることができるので、好き嫌いなく食べてくれる場合も多いんです。
さつまいもに含まれる栄養について解説していきますね。
食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれる効果が期待できる
さつまいもには食物繊維が豊富に含まれており、腸の中で便を増やしてくれて、腸の動きを活発にしてくれる効果が期待できます。
便秘で悩んでいるあなたにとっては、嬉しい食材かもしれませんね。
便秘は酷くなると、腹痛や体調不良を起こしてしまうこともあります。
下剤などお薬に頼るのは気が引けるという方も、さつまいもを取り入れてみると便秘解消につながるかもしれません。
りんごと一緒に調理することで、整腸効果アップが期待できます。
私はさつまいもとリンゴの煮物が大好きで、よく作っています。
炭水化物は体を動かすエネルギーに
さつまいもは炭水化物が含まれているので、体や脳を動かすエネルギー源になります。
子どもは朝から保育園や幼稚園で元気いっぱい走り回ります。
1日を元気に過ごすためにも、朝ごはんはとても重要なんですよ!
さつまいもごはんのおにぎりや、ふかし芋など簡単に食べることができて、腹持ちもよいのでおすすめです。
ビタミンが豊富に含まれている
さつまいもにはビタミンがたくさん含まれています。
- ビタミンC
ビタミンCは本来、熱に弱いビタミンですがでんぷんに守られており加熱しても壊れにくくなっているんです!
骨や血管を丈夫に保つコラーゲンを作ったり、鉄分の吸収を高める働きがあります。
成長途中の子どもにも、貧血が気になるママにも嬉しい成分ですね。
- ビタミンB
さつまいもには、ビタミンB1とB2が含まれています。
ビタミンB1はエネルギーの代謝や、脳の働きに関係しています。
子どもの集中力や学習能力、精神の安定にも関わっていたり、疲労回復の効果も期待できると言われています。
ヤラピンは皮の近くにたくさん含まれている
さつまいもを切ったときに出てくる白い液体をヤラピンといいます。
ヤラピンは、腸の動きを助け便通改善効果を期待することができます。
皮の近くに含まれているので、皮ごと調理するのがおすすめです!
カリウムは浮腫みの改善が期待できる
さつまいもにはカリウムも含まれています。
カリウムはナトリウムの排泄に関与している成分で、浮腫み改善効果が期待できます。
立ち仕事で足がむくみやすいと悩んでいるママにとてもおすすめです。
さつまいもはあく抜きのために、水にさらしてから料理することが多いと思います。
しかし、長時間水にさらしてしまうと、大切な栄養成分が水の中に抜けてしまう可能性があるんです。
水にさらす時間は10分以内に留めておくことをおすすめします。
さつまいもは何歳から⁉安全においしく食べるポイント3つ

さつまいもは栄養豊富で子どもに人気の食材ですが、食べすぎや調理方法には注意が必要なんです。
子どもでも、安全に楽しく食べることができる注意点を3つ紹介します。
窒息や誤嚥に注意が必要
さつまいもはホクホクしてパサつきやすいため、のどに詰まりやすい食材です。
乳幼児には小さく切る・つぶす・水分を加える(汁物に入れる、牛乳やスープで煮る)など工夫をすることで、予防することができます。
お茶やお水を飲んで口の中が潤ってから食べることも、窒息の予防に効果的ですよ。
便秘や消化不良を起こす場合もある
さつまいもは食物繊維が豊富なので、一度にたくさん食べてしまうと、逆に便秘になってしまうこともあるんです。
食物繊維で便のかさが増えても、水分がなければパサパサで排出しづらい便になってしまいます。
乳児期は少量から開始し、便の様子もよく観察してあげてくださいね。
皮は消化に時間がかかる
さつまいもの皮は消化に時間がかかるので、噛む力が弱い子どもには向かないんです。
乳児期の子どもはまだまだ、消化機能も発達途中です。
離乳食では皮をむいたさつまいもを使用することをおすすめします。
まとめ
- さつまいも料理のおすすめレシピは、さつまいもごはん・クリームシチュー・ごまがらめ
- さつまいもは食物繊維やビタミンが豊富
- さつまいもは窒息や便秘に注意が必要
さつまいもは、甘みがあり子どもにも食べやすい食材です。
保育園での人気のメニューが多くて、家庭でも手軽に再現できるので、忙しいママさんにもおすすめです。
秋の味覚を楽しみながら、ご家庭でもさつまいも料理をぜひ取り入れてみてくださいね。
