保育園看護師の仕事内容は応急処置だけ!?求人の見方も紹介

最近人気が高まっている保育園看護師。

看護師が働いている保育園は増えてきていますが、まだまだ謎の多い分野です。

子どもは好きで保育園で働いてみたいけど、仕事ができるか不安と思ったあなた。

保育園で毎日楽しく働く私が、仕事内容ややりがいを紹介します!

私はこの仕事に出会えたことが幸せだなといつも感じています。

そんな素敵な仕事について紹介していきますね。

保育園看護師の仕事内容は

保育園の仕事内容は応急処置・健康管理・保健に関する指導・安全管理の4つが主なものです。

応急処置は一番メインの仕事になると思いますが、その他はイメージできるでしょうか。

保育園によって違ったり、雇用形態によって負担が軽くなっていたりする場合もあると思います。

私担当している仕事内容を紹介しますね。

病気や怪我の応急処置

保育園で勤務する看護師の一番の業務は病気や怪我の応急処置です。

怪我や病気の対応は看護師の得意分野といえる仕事ですね。

0歳や1歳の子どもであれば、感染症や風邪での発熱の対応がとても多いです。

年齢が上がるにつれて、感染症や発熱は減りますが、転んだりして小さな怪我は多くなります。

怪我の多くは絆創膏をはったり、保冷剤で冷やして様子をみるということが多いです。

しかし、転んでしまった子どもの心は悲しい気持ちのまま。

そんなときに役立つのが、魔法のことば「いたいの、いたいの飛んでいけ～」です。

「いたいのいたいの飛んでいけ～」の他には、「いたいのいたいの、ぱくっ」「いたいのいたいのお空へポイッ」などバリエーション豊富に使っています。

ほとんどの場合は、魔法のことばで治ります。

魔法の言葉を使うためには、病院の受診が必要な大きな怪我ではないという看護師としての確信が必要になります!

また、普段から子どもと関わり信頼関係が構築できていなければ、魔法の言葉の効果も弱くなってしまうんです。

絆創膏で済むような軽い怪我のときに、落ち込んだ子どもの心を元気にすることはできるので、ぜひ使ってみてくださいね。

魔法の言葉を聞きたくて、小さなかさぶたや、虫刺されなどを一生懸命探して私に見せてくれる子どもがいます。

その姿が可愛くて何回でも魔法をかけちゃう毎日です。

健康管理

健康管理は子どもたちが元気に過ごすための業務です。

このような業務があり、書類作業が多いのが保健管理の特徴です。

看護師が2名以上勤務している場合は、書類作業は正社員が担当すると分担されている場合もあります。

私はある程度パソコンが使えるので、書類を作成してほしいと頼まれることはよくあります。

パソコンであれば、書類作成時間の短縮やデータの分析がしやすいです。

保育園看護師として勤務するのであれば、ある程度のパソコン技術があると喜んでもらえるかもしれませんね。

保健に関する指導

保健に関する指導では、子ども・保護者・職員など幅広い内容を行っています。

子ども対象であれば、手洗いや歯磨きの指導です。

大きなイラストを使いながら、歌をまじえて楽しく元気に学べるように心がけています。

保護者からの直接の問い合わせや、健康面で気になる子どもの保護者に話をしたりもしています。

一番多い内容は、感染症のあといつから保育園に登園できるかということです。

インフルエンザのように期限がきまっているものは表で伝えて、その他の感染症や風邪には保育園のルールに沿って説明をしています。

職員にはエピペンやAEDの研修など大きな研修会だけではなく、朝礼や普段の関わりから、保健に関する情報提供を行うようにしています。

安全管理

安全管理は保育士と一緒に取り組んでおり、避難訓練や防犯対策、アレルギー食の対応などがあります。

とくにアレルギー食の対応では、安全に食事を食べるためのルールがたくさんあります。

私は朝登園したら献立表を確認しています。

エピペンや預かっている薬があれば、日頃から保管場所や使用期限を確認し、いつでも安全に使用できるようにしなければなりません。

保育にも参加することで、普段の子どもたちの様子は分かるので、アレルギーの対応や避難訓練も焦ることなく対応できます。

毎日子どもたちと関わることが、円滑な保健業務の遂行には欠かせないと思っています。

保育園看護師の求人を探すポイントはこれ!後悔しないために考えること

保育園看護師は楽で楽しいイメージがありますが、大変なところもたくさんあります。

入職してからこんなはずじゃなかったとならないために、求人を探すポイントを紹介します!

私が求人を探していたときは、正社員の求人が少なくて悩みました。

私が求人を探していたときの条件はこちらでした。

条件はこの4つだったのですが、なかなか見つかりませんでした。

給与と雇用形態・看護師の配置人数

時給や月給、ボーナスの有無、扶養内で働きたいなど、入職前に必ず確認しておきましょう。

給与と雇用形態はどの仕事でも確認が必要ですね。

保育園看護師は病院にくらべると低い傾向にあります。

雇用形態も正社員・派遣社員・パートなど様々な働き方があるので、必ず入職前に確認しておきましょう。

保育園の規模にもよりますが、看護師は1人のところも多いようです。

小児科経験なし、子育て経験なし、保育園での勤務に不安はあるけど、働いてみたいというあなたにはすでに看護師が配置されている保育園がおすすめです。

看護師の配置には、正社員と週3日程度のパート、週3のパート2人、正社員1人だけなど、いろんなパターンがあるそうです。

医務室待機か保育補助をするのか

保育園では看護師の仕事が常にあるわけではありません。

看護師としての仕事がないというのは、子どもたちが怪我や病気がなく楽しくすごしているということです。

保育園の求人には大きく分けて2つのタイプがあります。

保健室待機の仕事であれば、病気や怪我の対応、書類仕事も余裕をもってできると思います。

体力に自信がない、電話対応や雑務が得意というあなたは医務室待機がおすすめです。

子どもが大好きで、たくさん子どもと関わりたいと考えるあなたには、向いていない求人かもしれませんね。

保健室待機以外の求人としては、保育補助をするというものがあります。

おむつを替えや着替えなど生活のお世話、絵本を読んだり、砂場遊びやお散歩など子どもたちと過ごしています。

かわいい子どもたちと過ごせるのは楽しいですし、子どもたちとの関わり方は保育士さんから学んでいます。

普段から子どもたちと過ごしているので、熱が出て保健室でお迎えを待つ時間も、いつもの手遊びや歌、おままごとをして遊ぶことができます。

体調が悪いときに、知らない人と過ごすのは子どもにとっても不安なことだと思います。

私は毎日全力で子どもたちと遊んでいます。

私は保育補助の業務ができる保育園に入職してよかったなと思います。

保育は走ったり散歩したり体力勝負なお仕事ですが、私は子どもたちと過ごす毎日が愛おしいです。

書類仕事がたくさんある

保健だよりや日々の日誌など、書類仕事はたくさんあります。

病棟勤務をしていたときは、事務員さんが書類仕事のサポートやコピーなど助けてくださることが多かったので、保育園で働き始めてから書類作業や印刷には苦労しました。

日々の保健日誌だけではなく、子どもの身長体重を記録したり、アレルギーに関する書類の作成などもあります。

年度変わりの時期には、保健室が書類だらけになることもあります。

出勤の曜日や行事の参加

看護師の求人は平日のみの勤務が多いですが、土曜日に出勤が必要な場合や、運動会や遠足の参加など保育園によってさまざまです。

土曜日勤務の場合でも、振替休日がない場合も多いです。

私は入職して数日で運動会、1か月以内に遠足や参観日がありました。

顔も名前も一致しないなかで、運動会のお手伝いや遠足の引率をするのは大変でした。

入職してすぐに行事は大変、体力に自信がないので遠足の引率はやめておきたいという場合は事前に相談しましょう。

保育園によっては土曜日、日曜日に行事があることが多いです。

どのくらいの頻度で休日出勤があるのか確認しておくことで、入職後にイメージと違ったということは少なくなるのかなと思います。

採用を勝ち取る志望動機の書き方も紹介しています！

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保育園看護師には資格や小児科経験は必要⁉

保育園看護師に必要な資格は看護師だけで、小児科経験も必須ではないという求人が多いです。

私は看護師以外に、養護教諭や児童指導員、准学校心理士の資格を持っています。

たくさん勉強したことは必ず役に立ちます。

私が面接を受けた時には、看護師の業務以外にも、保育に入ることになりますが大丈夫ですかと何度も聞かれました。

これは入職後にわかったことですが、看護師の業務に集中したいのに、保育補助ばかりしていると辞めた職員がいたそうです。

また、保育園看護師は夜勤や残業が少なくて楽というイメージで入職してくる人も多いそうです。

なので、面接では子どもがすきなこと、保育補助も喜んでやりますと伝えると好印象かもしれませんよ。

保育園看護師　やりがい

私は保育園看護師になったことを後悔したことはありません!

保育園看護師の一番のやりがいは、子どもたちの成長をそばで見守ることができることです。

私がやりがいを感じた瞬間3選を紹介します。

いてくれてよかった、いるだけで安心すると言ってもらえた時

特に0歳児の子どももいるような保育園では、窒息や乳幼児突然死症候群の危険性、アレルギー症状の出現や急な怪我などいざというときに看護師の知識や技術が役に立つんです。

保育園は健康な子供が通う場所です。

持病を抱えていたり、重度の障害をもつ子どもを受け入れている保育園も増えてきています。

病院のように心肺停止のような急変もほとんどありません。

しかし、急に病気になったり怪我をしたりすることはあります。

私も勤務するなかで、アレルギーの症状が出た子どもや、急に具合いが悪くなった子どもの対応をしたことがあります。

看護師は一人しかいないので焦る気持ちもありますが、落ち着いた対応をすることと、緊急時も優しい声のトーンで話すように心がけています。

頼りになる看護師が1人いることは、安心して毎日を過ごすために重要なんだそうです。

そういっていただけることが一番の幸せで、嬉しい瞬間です。

子どもの成長を感じた時

一番のやりがいは子どもの成長を感じた時です。

特に0歳や1歳の成長は素晴らしいです。

「あぅー」「おー」と喃語を話していた子どもが、「せんせい」と呼んでくれるようになるんですよ。

ハイハイからつかまり立ち、よちよち歩きへの成長も可愛くてたまりません。

子供ならではのつたない言葉も可愛いです。

元気になって登園する姿をみたとき

小さい子どもは風邪を引いたり、感染症にかかったりすることも多いです。

急な高熱でぐったりしながら早退した子どもが、数日休んで元気に登園してきた姿をみるとほっとします。

クラスの担任がないので、保育士さんに比べると保護者との会話は少ないですが、このように直接話しかけてもらうとやっぱり嬉しいですね。

まとめ

• 保育園看護師の仕事内容は応急処置・健康管理・保健に関する指導・安全管理が中心。
• 保育園看護師の求人では、空き時間は保健室待機なのか、保育補助をするのかを確認するとよい。
• 小児科での経験や特別な資格がなくても保育園で看護師として働くことができる!
• 仕事のやりがいは、「いてくれるだけで安心する」と言われることと、子どもの成長が見れること。

私は保育園看護師になってよかったと心から感じています。

保育園看護師は短期離職も多いですが、私は子どもの成長をずっと長く見ていられるように一生懸命働こうと思います。