たくさんの子どもが集団生活を送っている保育園。
季節によって風邪やインフルエンザ、ノロウイルスが流行してしまうこともありますよね。
そんな感染症を予防するためにおすすめの「キエルキン」という商品を知っていますか?
- キエルキンはどんな消毒液?
- 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムはなにが違うの?
- キエルキンの効果と安全性は?
- 一部の報道でキエルキンには効果がないと言われるのはなぜ?
- そのような場面で使用するの?
この消毒液はアルコールや次亜塩素酸ナトリウムに比べると、まだまだ有名ではないので安全性や効果について心配な部分が多いのではないでしょうか。
キエルキンは次亜塩素酸水から作られた消毒液で、手肌に優しく子どもたちにも安心して使うことができるんですよ。
- キエルキンは次亜塩素酸水を主成分とした消毒液で、使用後は水に変化する
- 次亜塩素酸水は食品添加物にも認可された成分で安全性の高さも期待できる
- 間違った方法で保管すると除菌効果が低下してしまう
- 保育園でのキエルキンの使用事例
キエルキンを正しく使って、感染症対策していきましょう!
キエルキンの成分である次亜塩素酸水はどんなもの?

キエルキンは次亜塩素酸水を主成分とした除菌・消毒液です。
ウイルスや菌に対しての高い除菌効果が期待でき、子どもがいる環境でも安心して使うことができる成分が、この商品が人気の理由です。
次亜塩素酸水とはどのような成分なんでしょうか?
キエルキンの成分や期待できる効果について詳しくみていきましょう。
キエルキンの主成分である次亜塩素酸水とは?
次亜塩素酸水は、インフルエンザウイルスやノロウイルス、大腸菌、黄色ブドウ球菌などさまざまなウイルス・菌に効果が期待できるんです!
第三者機関や製造元の会社の試験でも、99.9%以上の除菌効果が確認されています。
厚生労働省でも、次亜塩素酸水は除菌成分として有効と認められています。
次亜塩素酸水は体の中で白血球が生成する物質でもあり、菌やウイルスを分解した後は水になるんです。
ノロウイルス対策でよく使用される次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)とは全く別物なんです!
消毒でよく使われる、アルコールと次亜塩素酸ナトリウムと何が違うのかみていきましょう。
アルコールや次亜塩素酸ナトリウムとはなにが違うの?
私が勤務している保育園では、キエルキン・アルコール消毒・次亜塩素酸ナトリウムの3種類を使い分けています。
それぞれの違いについてみてみましょう!
比較項目 | 次亜塩素酸水 (キエルキン) | アルコール消毒液 | 次亜塩素酸ナトリウム(例:ピューラックス・ キッチンハイター) |
---|---|---|---|
pH値 | 約6.0(弱酸性) | 中性〜弱酸性 | 強アルカリ性(pH11以上) |
使用対象の広さ | 手指・物・空間など多用途 | 主に手指用 | 床・トイレ・排水まわりなど |
使用後の処理 | 拭き取り不要(自然に分解) | 自然揮発 | 拭き取り・洗い流しが必要 |
においの強さ | ほぼ無臭 | アルコール臭あり | 強い塩素臭(ツンとする) |
キエルキンは安全性が高いだけでなく、強い臭いもないためどこでも使うことができるので便利です。
- キエルキン
-
机や椅子、床掃除、おもちゃの消毒
- アルコール消毒液
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大人向けの手の消毒(玄関・職員室・トイレなど)
- 次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス)
-
ぞうきんの付け置き
キエルキンは手に触れても問題がない肌に優しい成分でできていますが、医薬品ではないため、手指消毒は推奨できないとホームページにも記載されています。
また、キエルキンはアルコールやハイターに比べると値段が高いです。
そのため、子どもたちが直接触れる可能性が低い、雑巾の付け置きなどはハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムを使用しています。
キエルキンの効果や安全性は!?選ばれる理由を紹介

医師会と協働研究されて作られたものであり、成分の優しさと、高い消毒効果が期待できることから、全国の保育園や介護施設、病院で使用されているんですよ。
保育園や家庭において、消毒はとても大切な作業ですが、手が荒れたり臭いが強くて使うのが大変という経験はありませんか。
そんな中、安全性と除菌力を兼ね備えた次亜塩素酸水「キエルキン」が注目されています。
高い除菌力と安全性の両立なんて本当にできるの?子どもに悪影響はないの?と思いませんか。
保育園や家庭で安心して使用できる理由を、科学的に説明したいと思います!
キエルキンの安全性が高いのは次亜塩素酸水でできているから!
主成分である次亜塩素酸水は水と食塩を電気分解して生成される除菌水です。
これは食品添加物として厚生労働省にも認可されている成分なんですよ。
比較項目 | キエルキン | アルコール消毒液 | 漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム) |
---|---|---|---|
刺激性 | 非常に低い | 中程度 | 強い |
手荒れのしやすさ | 起きにくい | 起きやすい | 強い刺激あり |
子どもへの使用の安全性 | 高い(口に入っても安全) | 使用可能だが注意が必要 | 使用不可(誤飲・誤使用に注意) |
万が一、口に入ってしまっても、体内で水と食塩に分解されます。
また、弱酸性であるため、刺激が少なく、敏感肌や子どもの肌にもやさしいのが特徴です。
専用加湿器による空間噴霧もできる
専用の超音波式加湿器を使用することで、空間へ噴霧することができるんです!
キエルキンの空間噴霧は、濃度や使用方法を守ることで人体への影響が極めて少ないことが、各種の安全性試験で確認されています。
- 耐塩素仕様の素材で長寿命
- 噴霧量や濃度が適正にコントロールされている
- ミストが細かく、部屋の隅々まで行き渡る
- 安全機能付きで過剰噴霧を防止
加湿器を使った空間噴霧であれば、忙しいあなたも簡単にキエルキンを使うことができますね。
しかし、注意点もあるんです。
- 使用するのは必ずキエルキン専用の加湿器に限定すること
- 換気と併用して使用し、密閉状態での長時間連続噴霧は避ける
- 説明書に記載された希釈倍率や噴霧量を厳守する
どんな消毒液でも、正しい使い方を守ることが大切です。
保育園など色々な人が加湿器の管理をする場合は、決まり事を作る方がいいかもしれませんね。
キエルキンの効果を証明する第三者機関の調査
キエルキンを販売している静岡大学発ベンチャーExclothes株式会社は、安全性や有効性に関する試験を行っています。
- 厚生労働省・経済産業省・消費者庁
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新型コロナウイルスに対して次亜塩素酸水は有効であると連盟で発表
- 株式会社ボゾサーチセンター
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ラットに超音波噴霧したキエルキンを晒し、全臓器(気道、肺、心臓、目を含む)に対して影響は見られないという結果を発表
- 株式会社ボゾサーチセンター
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変異原性試験(発がん性)に関して陰性という結果
- 財団法人日本食品分析センター
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キエルキンに皮膚触れた際に、刺激があるかどうかの試験で非刺激性という結果
- 財団法人日本食品分析センター
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キエルキンを飲んだときに毒性があるかの試験で、異常および死亡なしの結果
- 財団法人日本食品分析センター
-
キエルキンが皮膚に触れた際に、接触アレルギー反応が出るかどうかの試験でアレルギー反応なしの結果
このように様々な機関で安全性や効果を確かめています。
この結果をきちんとホームページに載せているため、安心して使用することができますね。
キエルキンが効果なしと言われる理由は?正しい使い方が重要

ネットでキエルキンと検索すると、「効果がない」という言葉が出てきます。
これはキエルキン自体の問題というより、「次亜塩素酸水」全般に関する情報の混乱や、使用方法の誤解が大きな要因です。
次亜塩素酸水の問題と、使い方の問題の2つに分けて解説していきます。
次亜塩素酸水の品質
キエルキンは一定の有効塩素濃度とpHを安定して保つよう管理されており安心して使うことができます。
しかし、次亜塩素酸水から作られた消毒液はキエルキン以外にもいくつか存在します。
市販されている次亜塩素酸水の中には、成分の安定性が低いものや、製造後すぐに分解してしまう粗悪品も存在しました。
キエルキンの効果がないのではなく、次亜塩素酸水から作られた消毒液の中には品質の悪いものがあるということなんです。
使い方や保存方法の問題
キエルキンは成分の性質上、安定性が低く、環境の影響を受けやすいことから保管方法に注意しなければなりません。
次亜塩素酸水は、有効塩素濃度・pH・使用期限・保存方法などにより、効果に大きな差が出ます。
- 直射日光に長時間さらした
- 使用前に開封して時間が経っていた
- 拭き取りせずに放置した
- 希釈しすぎた
このような状況で保管していると、キエルキンの効果はなくなり水に戻ってしまうんです。
- 冷暗所で保管する
- 直射日光や高温での保管をさける
- 商品到着から3ヶ月以内に使用する
- 専用ボトルを使用する
使い方や保管方法を正しく守って、キエルキンを使いましょう!
まとめ
- キエルキンは次亜塩素酸水を主成分とした除菌・消毒液
- 次亜塩素酸水はインフルエンザウイルスや黄色ブドウ球菌など様々なウイルスや菌の除菌効果が期待できる
- 次亜塩素酸水は水と食塩を電気分解して生成される除菌水で口に入ってしまっても安心
- キエルキンは成分の性質上、安定性が低く、環境の影響を受けやすいことから保管方法に注意しなければならない
キエルキンは正しく使えば、子どもがいる環境でも安心して使用することができます。
キエルキンを使って、安心した生活を送れるといいですね。