看護師の転職先としても注目されつつある保育園。
看護師と言えば病院で働くイメージですが、老人ホームやクリニックのように多くはないですが保育園での求人もあるんです。
可愛い子どもと毎日楽しく働く保育園勤務に憧れている人もいるのではないでしょうか。
- 保育園看護師は求人が少ないってホント?
- 採用されるにはどうすればいいの?
- 面接でよく聞かれることは?
- 転職サイトは利用したほうがいいの?
このようなお悩みがあるあなたに、現役保育園看護師で放課後等デイサービスの勤務経験がある私が解説したいと思います!
- 保育園看護師の求人はとくに正社員の募集が少ない
- 志望動機を書く時は子どもが好きな気持ちを書く
- 面接では保育に参加できるかどうかと、働き方について聞かれることが多い
- 保育園看護師の転職は「ほいくじょぶ」の利用がおすすめ
保育園看護師はやりがいのある楽しい仕事なので、子ども好きなあなたにおすすめですよ!
このエプロンは発熱や怪我の対応をするときに使っています。
肩の部分が広めなので、鼻水や涙が自身の服についてしまうことを防いでくれます。
ポケットもたくさんついていて、可愛い絵もついているので保育園で重宝しますよ。
保育園看護師の求人が少ないのは本当!正社員とパートの違いも
保育園看護師は病院や老人ホーム、クリニックに比べると求人数は少ないです。
看護師の採用は保育園の規模にもよりますが、1人や2人ほどの場合が多いので空きがでにくいんです。
とくに正社員での採用は少なく、常勤看護師がいない保育園も多いです。
なぜ求人が少ないのでしょうか、私が利用した転職会社の人に教えていただきましたので紹介します。
採用人数が少ないため求人数も少ない
保育園看護師は退職予定者がいなければ、基本的には求人はありません。
大きな病院であれば、新卒看護師100人の採用というところもありますが、保育園は毎年採用があるわけではありません。
一人の看護師が10年20年と勤務することもあり、長い間ずっと求人が出ていないところもあります。
正社員の募集が少ない
保育園の看護師はパートや非常勤勤務の求人が多いです。
週2～3日のパート職員が1週間を担っていたり、週5日勤務でも9時から13時までという求人もあります。
私は正社員として勤務がしたかったので、求人を探すのに苦労しました。
長く務めている正社員1人とパート1人という組み合わせも多いようです。
長く続けている人が多いが短期離職も多い
10年20年と務めている人もいれば、様々な理由で3ヶ月も経たないうちに退職してしまう人もいます。
正社員とパートの組み合わせの園では、人間関係の問題でパート職員がすぐにやめてしまうということもよくあるそうです。
私が勤めている園でも、数か月でやめてしまった方がいたそうです。
保育園看護師は病院看護師に比べて、仕事内容も見えにくく就職してからイメージと違ったという場合もあります。
怪我や病気の対応以外は保育に入ることが多く、私は看護師なのに違う業務ばかりという不満も生まれやすくなる場合が多いそうです。
保育園看護師として働く仕事内容についてこの記事もご覧くださいね。
保育園看護師の志望動機の書き方
保育園で看護師として働きたいなら、子どもが好きなことがアピールしましょう。
保育園としては、病気や怪我に対する応急処置の知識や技術を一番に期待しますが、子どもに優しく楽しく接することができたら嬉しい人材ですよね。
私が志望動機やアピールポイントにしたことを紹介します。
- 子どもが大好きでたくさん関わりたいこと
- 今までの経験をどのように保育園で活かしていくのか
- 病棟勤務で多職種連携を大切にしていたこと
子どもが大好きな気持ち
子どもが大好きでたくさん関わりたいのは一番のアピールポイントです。
保育園で働く以上は、子どもが好きという気持ちが必要です。
実際に求める求人像にも、子どもが好きな人という条件が書かれていることも多いです。
子どもが好きという理由にさらにプラスで付け加えるならこちらがおすすめです!
私は看護師として働きながら、養護教諭の資格を取得したのですが、勉強する過程で保育園看護師という仕事に出会いました。
成長をみていたいから小学校の勤務を希望していましたが、より大きな成長をそばで見守ることができる保育園への勤務を選んで良かったと思っています。
今までの経験をどのように保育園で活かしていくのか
これまでの勤務経験を保育園でどのように活かすのかをアピールすることも大切です。
私はコロナ病棟での勤務と保健所での聞き取り業務を経験したことをアピールしました。
コロナ病棟では、新型コロナウイルスという未知の病気と初期から戦い続けたこと、どんな状況でも諦めない忍耐力があるというアピールに繋げました。
また、保健所での聞き取り業務では、安心できる声や言葉選びを心がけたことを、保育園での保護者対応に活かしていきたいと話しました。
これらのアピールポイントはとても高い評価をいただき、入職した今でも電話対応について褒めていただいています。
これは私の一例ですが、あなたがこれまで働いてきたことを、保育園でどのように活かすのかという視点が大切です。
多職種連携ができるコミュニケーション能力
保育園看護師はコミュニケーション能力がとても大切です。
各クラスの保育士、園長や副園長、調理師、栄養士、保護者、園医など様々な人と関わります。
それぞれの立場の意見を聞き、子どものためにどうすればいいのか一緒に考えています。
看護師一人ではたくさんの子どものことを把握することはできません。
常に一緒に過ごしている担任の保育士さんからの情報は、とてもありがたいものです。
こんな志望動機はNG
保育園は夜勤が残業がなくて楽だから転職したいという理由を伝えるのはやめましょう。
面接時に残業が少ないことを転職理由として伝えてしまうと、楽しようとばかりしている印象になってしまいます。
このような理由で転職を希望することはあると思いますが、保育園側に伝えることではありませんね。
また、子どもと遊ぶだけで楽そうだからといった理由を述べるのは失礼です。
保育士さんは遊びの中で、子どもたちが健やかに成長していくよう試行錯誤され、安全にも留意して保育をしておられます。
保育士さんにとって遊びを考え実施するのは大変なことです。
面接が上手くいけば一緒に働く同僚になる保育士さんの、気分を悪くするようなことも言わないように気を付けましょう。
保育園看護師の面接で聞かれること
私が志望動機以外で面接で聞かれたのは、保育へ参加できるかどうかと、勤務形態についてです。
よく聞かれる内容は、保育園側が必ず求める条件と考えるべきです。
この条件に合わなければ、志望動機がよくても不採用になってしまう可能性があります。
面接に行くのも時間とお金がかかります。
これから説明する2つの内容については、かならず考えておきましょう。
保育に参加できるかどうか
看護師としての仕事がないときは、保育をするという求人が多いです。
私は0～6歳の子どもが通う保育園で勤務しており、普段は0歳や1歳の子どもの保育をしています。
おむつを替えたり、お散歩や砂場遊びもします。
保育士さんが作った日案という、一日の保育計画にそって保育ができるように支援するのも大切です。
朝からずっと走り回っていますし、抱っこなどの力仕事も多いです。
求人の中には、保育室で待機というものもあるので、よく確認しておきましょう。
保育ができる体力はあるのか、持病でできないことはないのかきちんと話せるようにしましょう。
看護師として入職したのに、保育ばかりしているという不満をもって退職する人もいるので、先に聞かれることも多いそうです。
勤務形態について
勤務できる日数や時間帯についても確認されました。
この条件が保育園の希望とあっていなければ、どれほど素敵な志望動機を述べることができても、採用に繋がりません。
扶養内で働きたい、午前中だけ働きたいなどの希望も面接時に伝えるようにしましょう。
また、自宅から保育園までの通勤時間や、車か電車などの通勤方法も聞かれる場合が多いので、あらかじめ調べておくといいかもしれませんね。
就職したいからといって、嘘を言う必要はありません。
勤務形態や給与面については必ず、就職後の生活に問題がないか考えてから承諾するようにしましょう。
保育園看護師は転職サイトの利用がおすすめ!
保育園での仕事を探すなら、保育士の転職サイトを使うのがおすすめです。
私は保育園の求人を探す際に、看護roo とほいくじょぶに登録しました。
私の場合はほいくじょぶの紹介で転職が決まりました。
ほいくじょぶは保育士の転職サポートを中心に展開しているので、保育園の内情をたくさん教えてもらうことができました。
法人が大きいので転勤がある、最近転職者が多い、研修が充実しているなど入職後のイメージができる情報ばかりでした。
また、求人の公開はしていないけれど、看護師も募集しているって聞いたので保育園に確認しています！と言っていただいた園もありました。
病院の看護師は常時募集しているところが多いですが、保育園の看護師は求人が出たままになっているだけで、実際は募集していないというところもありました。
すべての保育園に自分で確認するのは大変ですので、転職会社のサポートがあってよかったなと思います。
ほいくじょぶの担当者さんに、きになる求人ありますかと聞かれた際に、とある保育園の求人をみたと伝えました。
あー、あそこは…と短期離職者が多いなどの公開されていない情報を教えていただきました。
私は条件にぴったり合う保育園を見つけていただき、これまで保育士さんを紹介したこともあり人間関係も悪くないし園長先生がとにかく素敵な人柄と教えていただきました。
ほいくじょぶの担当者さんが言うように、すてきな職場に巡り合うことができ、困ったときは助けてもらいながら毎日楽しく働くことができています。
幼稚園・こども園・保育園のちがい、保育園でも小規模から大規模まであり、認可園や認可外など分類がたくさんあります。
このような違いもきちんと教えていただき、私の希望にあう園を見つけていただきました。
病院であれば規模や名前を見ただけである程度は想像できますが、初めての業界なので、基本的なことから教えてもらえたことが本当に助かりました。
担当者さんとの相性もよく、面接後にすぐ合格をいただいたことも、自分のことのように喜んでくださいました。
まとめ
- 保育園看護師は病院や老人ホーム、クリニックに比べると求人数は少ない
- 保育園で看護師として働きたいなら、子どもが好きなことがアピールする
- これまでの勤務経験を保育園でどのように活かすのかをアピールすることも大切
- 志望動機以外の質問は保育へ参加できるかどうかと、勤務形態についてが多い
- 保育園での仕事を探すなら、保育士じょぶの登録がおすすめ!
保育園の看護師は、0～6歳の子どもの成長を見守り、手助けすることができる尊い仕事だと私はおもっています。
子どもが好きな看護師さん!ぜひ挑戦してみてくださいね!
保育園看護師はエプロンの使用をおすすめします。
保育用のエプロンとは別に、保健室用のエプロンはいかがですか?