保育園看護師の1日ルーティン!朝の安全点検からお昼寝まで徹底解説

保育園看護師ってなにをしてるのと疑問に思ったことはありませんか?

病院勤務の看護師は、時間に合わせて検温や点滴をしたり、おむつ交換をしたりしていますよね。

保育園看護師は発熱や怪我の対応だけしていると思われがちですが、子どもが安全に保育園で過ごすために、たくさんの業務を行っているんですよ。

私が保育園で実際に行っている仕事を紹介します!

目次

朝の業務|安全点検と体調確認

朝出勤したら、AEDの点検や消毒液や石鹸の補充から始まり、欠席者の把握や電話対応などたくさんの業務をしています。

朝はのんびりと仕事を開始したいところですが、バタバタと朝が始まることも多いです。

私は朝が好きなので、早めに出勤して事務仕事を片付けることもあります。

いつもと少し時間が変わるだけで、道が空いていたり、電車に座ることができたりといいこともたくさんあります。

保育園看護師の仕事のなかで、重要なものを紹介していきます!

欠席者の把握から1日の予測をたてる

この欠席者の確認が朝の仕事で一番重要だと思っています。

私が出勤したときには、まだ欠席の連絡が揃っているわけではないので、先にAEDの点検や保健室の整頓をしてから確認します。

欠席者やその理由からたくさんのことを予測して1日の計画を立てます。

0~6歳の子どもたちが登園している保育園なので、欠席理由も様々です。

心配のいらない欠席理由
  • 保護者がお休みなので欠席
  • 予防接種
  • 年齢ごとの健診
  • 家族旅行

このような都合で休む場合は何も心配いりませんね!

翌日にはまた元気に登園することができるでしょう。

しかし次のような理由の欠席があれば要注意です!

注意が必要な感染理由
  • インフルエンザなどの感染症
  • 同じクラスで複数人の風邪や胃腸炎
  • 大きな怪我

このような理由であれば、いろいろなことを考えます。

看護師

・熱が続いてるけど様子どうなんだろう、病院いったのかな
・インフルエンザが増えてるな、子どもの体調観察を強化してもらうように伝えなきゃ
・胃腸炎の人増えるかな、嘔吐物処理セットの予備増やしておこう

など様々なことを考えながら朝の情報収集をしています。

大きな怪我をした子どもの場合は、なぜ怪我をしたのかどのような状態なのかを確認しています。

自宅で顔や頭の怪我をした子どもで、怪我をした理由がはっきりしないような場合は、管理職への報告もしています。

看護師の視点でアセスメントするのもとても大切な仕事です。

高熱が続いている子どどもには看護師から電話をかけることもあります。

看護師

保護者への連絡は午後がおすすめです!
発熱が続いている場合は、再度受診することもありますよね。
午後であれば受診を終えて帰宅しており、子どももお昼寝していることも多いので、保護者とゆっくり話せることが多いです。

朝の時点では電話をしないですが、午後からこの子の保護者に電話しようかな~と考えながら欠席者の把握をしています。

突発的な怪我や発熱への対応

登園中に怪我をして、朝から保健室にやってくる子どももいます。

早く保育園に行きたくて走ったら転んだ、車から降りる時に落ちてしまったなどです。

保育園によっては朝早くから子どもを預かっていることもあります。

登園時は元気だったけど、その後に発熱したなんてこともあります。

出勤すると「先生待ってたよ~」と言われることもあります。

こんな症状で登園してもいいですかという問い合わせ電話を受けたりすることもあります。

すべてのクラスを回り体調観察を行う

保育園に登園した子どもの体調観察や怪我がないか確認するのは担任が実施しています。

体調観察で気付いたことや、保護者から聞いたことで気になることがあれば教えてもらいます。

保育士

Aくん、今朝から鼻水と咳がで微熱があるみたいです。

看護師

熱が上がらないかよく見てあげてください。

こんな会話を各クラスでしています。

怪我や体調不良の子どもは直接話しかけ、本人と話すことが多いです。

看護師

Bちゃんと、Cくんがインフルエンザでした。発熱する子どもが増えるかもしれないので、いつもと様子が違うと感じたらすぐに検温してください。

感染症での欠席者が多いクラスには、このように声をかけておきます。

ぬり薬や飲み薬を持ってきている場合は、回収してお昼に対応します。

ノロウイルスが複数発生したという場合には、担任と相談して教室内の消毒を行うこともあります。

教室を空けてもらう必要があるため、時間を決めて子どもを教室から連れ出してもらわなければなりません。

昼の業務|給食対応とお昼寝の見守り

昼食やお昼寝は看護師が一番ドキドキする時間帯なんです。

昼食であれば窒息や食物アレルギー、お昼寝中は乳幼児突然死症候群など様々な危険があります。

危険の予防や早期発見、早期対応は看護師の重要な役割です。

給食時間の注意点|アレルギーと窒息防止

給食はみんなが楽しみにしている時間ですが、アレルギーや窒息など看護師としてはヒヤヒヤする時間帯です。

私はいろんなクラスで給食を食べています。

0歳クラスで授乳をすることもあれば、1~5歳クラスで一緒に給食を食べることもあります。

また、アレルギーは突然発症するものです。

アレルギーがあり薬やエピペンを持っているような子どもだけではなく、いつ誰がアレルギーの症状を起こすか分からないので注意が必要です。

もちろんこれらの対応は一人では難しいので、保育士さんと一緒に協力しながら安全で楽しい給食時間になるように努めています。

お昼寝中の見守り|SIDS予防も意識

お昼寝中は乳幼児突然死症候群や布団での窒息のリスクがあるので、見守りが欠かせません。

年齢に応じて5分毎、10分毎など決められた時間に、子どもの顔の向きと呼吸の状態を確認しています。

顔に布団がかかれば避け、隣の布団にまで移動しているダイナミックな寝相の子どもをもとに戻したりしています。

お昼寝中は元気いっぱいの子どもが唯一静かになる、ホッとできる時間でもあります。

保育士さんもですが、この時間帯に記録物を進めながらも子どもの様子の確認を怠らないようにしています。

もちろん、途中で起きる子や泣いてしまう子もいるので、抱っこしてゆらゆらして過ごすこともあります。

入園してすぐの環境に慣れていない頃は、特に乳幼児突然死症候群の発生が増えるので注意深く観察しています。

子どもはみんな可愛いですが、寝顔はほんとうに癒されますよ!

まとめ

  • 保育園看護師の朝はAEDの点検や消毒液や石鹸の補充から始まり、欠席者の把握や電話対応などたくさんの業務をしています。
  • 欠席者とその理由から予測して、1日の予定や行動を決める
  • クラスの巡回で体調を確認するのも大切な仕事
  • 給食時はアレルギーや窒息に気を付ける
  • お昼寝の時は乳幼児突然死症候群や窒息のリスクがあるので注意が必要

たくさんの業務があり大変なこともありますが、子どもたちの可愛い笑顔をみたらなんでも頑張れます!!

保育園看護師の仕事は、保育士さんと相談しながら一緒に進めています。

子どもから元気をもらい成長を見守る素敵な仕事なので、興味がある方はぜひ他の記事もご覧くださいね。

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